インディカー第4戦 佐藤琢磨体当たりされても17位でゴール

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150426indycar26日、インディカー 第4戦 アラバマの決勝レースは、ジョセフ・ニューガーデン選手(CFHレーシング)がキャリア55戦目で初優勝を飾りました。

空は快晴。気温が29度まで上がった好天下で90周のレースはスタートしました。
takuma07佐藤琢磨選手(A.J. Foyt Racing)は予選20番手で10列目からスタートし、序盤の18周で11番手まで順位を上げることに成功しました。

ところが、早めのピットストップを行ったウィル・パワー選手(チーム・ペンスキー)のマシンがコース復帰の際に佐藤琢磨選手のマシンに真横から体当たり。
パワー選手はグラベルに飛び出しながらも走り続けることができましたが、スピンしてストップした琢磨選手は最後尾近くまで後退せざるを得ませんでした。完全にパワー選手、そして彼のチームの不注意による接触でした。

それでも粘り強い走りを続けた琢磨選手は、フルコースコーションをうまく利用して上位へ復活するチャンスをつかみかけました。
しかし、ソフトタイヤでのマシンのハンドリングが完ぺきではなかったためにポジションを下げ、17位でのゴールとなりました。

このイエローが出る直前にトップ争いをしていたカストロネベス選手、ニューガーデン選手、レイホール選手、ジェイムズ・ヒンチクリフ選手(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)はピットインを済ませていて、ピットしていなかった上位陣は順位を下げました。
ベンスキーその結果、全員が1回以上のピット・ストップを終え、24周目にリスタートが切られた時点では、ニューガーデン選手(ブラックタイヤ)がトップ、2番手はカストロネベス選手(ブラック)とトップが逆転していて、3番手はレイホール線麩(ブラック)、4番手はヒンチクリフ線麩(レッド・タイヤ)となっていました。

パワー選手(レッド)は5番手まで順位を上げていましたが、琢磨選手にヒットしたペナルティとしてグリーンフラッグ後にドライブスルーペナルティを受け、最後尾の23位まで後退しました。

ピットストップの回数が明暗

39周目にリスタートが切られたあとは、それぞれのピットストップの回数で明暗を分け、トップに立ったレイホール選手は47周目に2回目のピット作業を受け、17番手でコースに復帰。
そこからコース上で9台をパスして2位フィニッシュを達成しました。その走りは凄まじく、 残り5周で5秒差があったディクソン選手を最終ラップでパスし、ファンをおおいに沸かせました。

レイホール選手の速さを支えていたのは、1回多くしたピットストップでした。
最終スティントを短くできたことで、残しておいた新品のレッドタイヤが効果を発揮しました。
ライバルたちは1回ピットストップが少ない分、レッドでのスティントが長くなっていて、よりグリップの高いタイヤを履くレイホール選手に対抗できませんでした。マシンの仕上がりの良さと作戦力で勝ち取った2位でした。

レイホール選手が届かなかったのはニューガーデン選手だけ。
1回目のピットストップでチーム・ペンスキーをピット作業で打ち破ってトップを奪い、そこからは正攻法の作戦で堂々とゴールを目指しました。

インディカー第4戦 決勝レース結果

順位 ドライバー チーム エンジン 周回
1 J.ニューガーデン CFHレーシング C 90
2 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 90
3 S.ディクソン チップ・ガナッシ C 90
4 W.パワー チーム・ペンスキー C 90
5 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 90
6 C.ムニョス アンドレッティ・オートスポート H 90
7 J.ヒンチクリフ シュミット・ピーターソン H 90
8 S.ブルデー KVSHレーシング C 90
9 S.ペジナウ チーム・ペンスキー C 90
10 M.アンドレッティ アンドレッティ・オートスポート H 90
11 L.フィリッピ CFHレーシング C 90
12 C.キンボール チップ・ガナッシ C 90
13 T.カナーン チップ・ガナッシ C 90
14 JP.モントーヤ チーム・ペンスキー C 90
15 H.カストロネべス チーム・ペンスキー C 90
16 G.チャベス BHA H 90
17 佐藤琢磨 A.J.フォイト・レーシング H 90
18 S.カラム チップ・ガナッシ C 90
19 S.コレッティ KVレーシング C 90
20 R.ゴンザレス デイル・コイン・レーシング H 90
21 J.ホークスワース A.J.フォイト・レーシング H 90
22 J.ジェイクス シュミット・ピーターソン H 89
23 F.ドラコーネ デイル・コイン・レーシング H 89

佐藤琢磨選手コメント(17位)

takuma06「いろいろと難しい状況に遭いながらゴールまで走りきれたことはよかったと思います。
スタートで2つほどポジションを上げ、フルコースコーションを利用した作戦にトライ。
その判断は上位を走っていた何チームかと同じで、正しかったと思います。私たちはソフトタイヤを2回投入しましたが、そのうちの1回で非常に多くの周回をこなす必要があり、そこでペースを維持し続けるのが難しかったです。

今だから言えることですが、あのときはすぐにピットに入ってタイヤを交換すべきでした。
レース終盤に燃料補給だけの短いピットストップを行う必要が生まれるとしても、タイヤを交換した方が得策だったと思います。

しかし、レースを戦っている最中にその判断を下すのは難しかったと思います。
タイヤの状態が悪くなっていたためにいくつものポジションを下げたのは、あの時点から2回ではなく、1回のピットストップでゴールまで走りきることをチームが目指していたためです。今日は厳しい一日になりました。レース序盤にはピットアウトしてきたウィル・パワーにヒットされる不運もありました。
彼はこちらがもうコーナーに完全に飛び込んでいたのに、全然見えていなかったようです。
横に並んだままコーナーを通過できるかとも思いました。接触を避ける努力もしました。しかし、避けきれませんでした。

そんな難しいレースではありましたが、チームメートと2台のマシンを走らせたことで今日も私たちは多くを学びました。
次のインディーグランプリでそれらを活用したいと思います」

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