空のF1、レッドブルエアレースが日本初上陸

この記事は5分で読めます

Red Bull Air Race02世界最速のモータースポーツシリーズRed Bull Air Race World Championship(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ) 2015年シーズンの第2戦目が、2015年5月16日(土)[予選] ・17日(日)[決勝]、千葉市美浜区の幕張海浜公園で初開催されます。

レースの模様は、大会当日の夜に、NHKは、BS1で放送されます。
レッドブル・エアレース 世界選手権 2015「第2戦 in Chiba」
放送日時:5月17日(日) 20時00分~22時00分
放送チャンネル:NHK BS1

開 催 概 要

名 称: Red Bull Air Race Chiba 2015(レッドブル・エアレース 千葉2015)
日 程: 2015年5月16日(土)予選、17日(日)決勝、18日(月)順延日 ※雨天決行、荒天中止
開 場:10:00(スカイラウンジ・レースクラブの開場は11:00)
競技開始:13:00(予定)
競技終了:16:00(予定)
会 場: 幕張海浜公園(千葉市美浜区)
内 容: 国際航空連盟(FAI)公認の飛行機レース世界選手権、全8戦の第2戦目
世界トップクラスのレースパイロット14名が参加
主 催: レッドブル・エアレース ジャパン 実行委員会
オフィシャルパートナー:グッドスマイルカンパニー、FALKEN
特別後援: 千葉市
後 援: 千葉県、オーストリア大使館、レッドブル・エアレース千葉を応援する会
オフィシャルサイト:http://www.redbullairrace.com
チケット特設サイト:http://l-tike.com/redbullairrace/
一般のお問合わせ先:レッドブル・エアレース・ジャパン実行委員会 TEL 0570-084-617 (10時~20時)

レッドブルエアレースとは

レッドブル・エアレースは、世界トップクラスの飛行技術を持つパイロット達が、最高時速370km、最大重力10Gの中、高さ25mのパイロン(エアゲート)で構成されたスラロームコースを決められた順序と飛行方法に沿って、次々と通過してタイムを競う、三次元で繰り広げられるエアレースです。

「世界最速のモータースポーツ・シリーズ」とも形容されるこのエアレースには、世界トップレベルのパイロットが参戦しており、母国の空軍を経歴に持つパイロットや、2009年からはアジア人初の選手として室屋義秀氏がエントリーしています。

室屋義秀 レッドブル・エアレース2017インディアナポリスの表彰セレモニー

室屋義秀氏 オフィシャルサイト
Red Bull Air Race World Championshipが、正式にスタートして9年が経過し、世界最速を誇る最も刺激的なモータースポーツとして世界的な評価を得ています。
世界最新の航空レースを提供しようというアイディアを元にRed Bullによって考案されたこのイベントは、現時点で既に当初の目標を遥かに超えた存在に成長しています。

Red Bull Air Raceは他では見られない素晴らしい光景が展開されるイベントとして急速にその認知度を高めています。
このイベントでは世界有数のパイロットによる高速低空飛行と高度な操舵技術が披露されます。

航空レース専用にデザインされたコースは、長年の研究と審査によるものです。
通過ゲートとして使用されるユニークなエアパイロンは2002年に開発され、その後毎年年改良を重ね現行モデルとなりました。
エアパイロンは丈夫な作りですが、接触時の安全面も考慮されており、もし敗れた場合も数分で修復することが可能です。

機体について

空中での敏捷性と効率化を極限まで求めてデザインされたRed Bull Air Race World Championship用の3機体には、軽飛行機における最先端のテクノロジーが詰め込まれています。

各機体はスピードを追求するために限界まで軽量化されていますが非常に頑丈で、10G程度まで耐えられます。

また、プロペラエンジンを動力とする各機体は高い操作性能を誇り、最新の戦闘機でも不可能な高速での垂直上昇/下降が可能です。

近年までは機体の自由な改造が可能でしたが、2014シーズンからは各チーム共通のエンジンとプロペラの使用が義務付けられ、厳格なテストをクリアしたLycoming Thunderbolt製AEIO-540-EXPエンジン、Hartzell製7690複合材3枚プロペラが指定されています。
この変更を受けて、パイロットとチームは機体の改造の代わりに、空気力学やパイロットのスキルの向上に取り組むようになっています。

EDGE 540: ZIVKO AERONAUTICS, USA

about_airplane2Zivko Aeronautics製のEdge 540はアグレッシブでありながら精度の高い操縦が可能な機体で、その性能の高さから、多くのRed Bull Air Raceパイロットが、この単座機に搭乗しています。

コンピューターで最適化された、スティールチューブフレームのEdge 540は非常に軽量ですが、耐久性が高く、修理も簡単に行えます。

特殊なストレートエッジの主翼を持つEDGE 540は、Kirby Chamblissがエアロバティックの大会で乗り始めて以来、世界中で高い人気を誇っています。機体は最新のテクノロジーでリファインが重ねられており、そのユニークな主翼と共にデザイン性を重視した機体の先駆けとして知られています。

全長:6.3 m
翼長:7.44 m
ロールレート:420°/sec
クライムレート:1.1278 km/min
最高速度:425.97km/h (230kts)
最大G:+/-10G
主翼:カーボンファイバー製対称翼
V2搭乗パイロット:Bonhomme、Goulian、Ivanoff、室屋
V3搭乗パイロット:Arch、Chambliss、Dolderer、McLeod、Sonka

2014シーズンから数人のパイロットがレース専用機のV3に乗り換えています。V3は様々な面でV2とは異なります。
V3はG耐性が向上し、空力性能がチューニングされ、抵抗が軽減されました。また、キャノピーも形状も更に滑らかになり、排気量も大きくなった他、翼の付け根とリアホイール・フェアリングの改良、ウィングレットの大型化、着陸装置の小型化、エンジンカバーの改良も行われています。

MXS-R

about_airplane3全長:6.51m
翼長:7.32 m
ロールレート:420°/sec
クライムレート:1.0668 km/min
最高速度:425.97km/h (230kts)
最大G:+/-12G
主翼:カーボンファイバー製対称翼
搭乗パイロット:Hall、Lamb

MXS-Rは最新のデザインとテクノロジーを誇る機体として知られています。
EDGE 540に匹敵する性能を持つことから「EDGE Beater」と呼ばれているMXS-Rは、空力性能の向上を目的としたソリッドモデリングによってデザインされており、その結果、既にレースシーンでは高評価を得ている他、その美しい流線型のデザインからパイロットからは芸術品として扱われています。
MXS-Rのユニークな特徴は機体が宇宙用カーボンファイバーで組まれている点で、他の機体よりも頑丈で高い耐久性を誇っています。

CORVUS RACER 540

about_airplane4全長:6.57 m
翼長:7.4 m
ロールレート:440°/sec
クライムレート:1.3107 km/min
最高速度:444km/h (240kts)
最大G:+12G/-10G
主翼:カーボンファイバー製対称翼
搭乗パイロット:Besenyei

2007年にAndras Voloscsukとハンガリー航空大学によってPeter Besenyei専用機として開発されたCorvus Racer 540は、比較的新しい機体です。2010シーズンにデビューしたばかりですが、既にTeam Bonhommeをはじめ、他のチームからも注目されています。ティグ溶接されたクロームモリブデン鋼製チューブを使用した機体はまさに高性能ロケットと言えるもので、主翼、尾翼、胴体カバーには、カーボンファイバーを主成分とする高強度を誇る複合材が
用いられています。

コース

コース幕張のコースは海岸線に沿って細長く伸びます。このコースを1周したタイムでレースは競われます。コースでタイトに曲がらなければならないのは両端のバーチカルターンと言われる部分。
その他はなだらかで速度が落ちないため機体の最高速がレースの勝敗に大きく影響して来るでしょう。四輪や二輪のコースで言うならテクニカルではなく高速サーキットのようなイメージです。

注目はコース両端にあるバーチカルターン。ゲートを通ったらすぐに180度のターンをして元のコースに戻っていくのですが、ここの曲がり方でタイムが大きく変わって来ます。
この両端のゲートは通過する時、機体の姿勢を水平にしていなければいけません。
しかし曲がり方はパイロットの自由。ここでパイロット達は重力とスピード、そしてスタートしたら全開のまま減速は一切しないというレース機の特性を考えた飛び方が必至です。

真上に上がって宙返りするようにすれば重力でスピードが落ちるためコンパクトに小さく曲がることができます。そして方向を変えた後は下り坂。一気に加速して行くことができるわけです。
水平にターンすると重力で減速されないため回転半径は大きくなりますが、その代わりに速度を乗せたままターンして直線に戻って行くことができます。

最近ではチームにコース戦略の専門家達がいてコースや機体の特性を分析。最も速い飛び方を導き出して、パイロットはこの見えないラインをトレースするように飛びます。ところが最速のはずのラインもチームの分析によって色々と変わって来るから面白い。

もう一つポイントになるとしたらそれは風。海岸沿い特有の海風、陸風が吹けば機体を横に押すような力が働きます。
例えば横向きの突風が吹いたとするとそれはクルマに例えるとETCの料金所を通過する時、突然道路だけが横に動いて料金所が動かないような状態。ETCのゲートは徐行して通過しますがレース機は時速400キロ以上で減速することなく通過しなければいけません。その難しさは一気に跳ね上がります。
つまりシンプルな幕張のコースも風が吹けば途端に難しいテクニカルコースになってしまうということなのです。

レッドブルエアレース千葉

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2015年度

スーパーGT第2戦富士 決勝レースはMOTUL AUTECH GT-Rが完勝! フォーミュラE 開幕戦 決勝/セバスチャン・ブエミ圧勝 WEC第2戦スパ決勝は7号車アウディが2連勝 「グランツーリスモ6」が“アイルトン・セナ・トリビュート”を無料公開 F1バーレーンGP決勝レース ハミルトンがポール・トゥ・ウィン! インディカー第3戦 決勝はシボレー勢の圧勝 フォーミュラE 第6戦 ネルソン・ピケJr.が優勝 フォーミュラE 第7戦 モナコ決勝/ブエミ ポール・トゥ・ウイン インディ第5戦決勝レース/ウィル・パワーがポールtoウイン F1スペインGP 決勝/ニコ・ロズベルグが今季初ポール・トゥ・ウィン WTCCニュル決勝レースはシトロエンが連勝 ニュル24時間/僅差でアウディ連覇 フォーミュラE第8戦ベルリン/ルーカス・ディ・グラッシが今季2勝目 スーパーフォーミュラ岡山/石浦宏明ポールトゥウィン F1モナコGP 決勝レース/ニコ・ロズベルク優勝 インディ500/モントーヤ選手が15年振りの勝利 世界ラリークロス第4戦/ソルベルグが今季2勝目 インディカー第7戦デトロイト決勝/ムニョス選手が初勝利 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0/笹原右京、初優勝! 佐藤琢磨今季初表彰台/インディカー第8戦デトロイト決勝 フォーミュラEモスクワ決勝/ピケJr.完勝 F1カナダGP決勝/ハミルトン逆襲のポール・トゥ・ウィン WTCCロシア、ホンダのモンテイロが2年振りの勝利 ル・マン24時間レース/ポルシェ勢圧勝1・2フィニッシュ インディ第10戦トロント決勝/ニューガーデン今季2勝目 スーパーGTタイ決勝/GT500クラスS Road MOLA GT-Rが昨年の雪辱V F1 オーストリアGP 決勝/またもやメルセデス1・2フィニッシュ フォーミュラE第10戦決勝/ブエミがポール・トゥ・ウイン インディ第11戦フォンタナ決勝/グラハム・レイホール優勝 フォーミュラEロンドン決勝/サム・バード優勝ピケJr.初代王者 F1イギリスGP 決勝/ハミルトン逆転母国V インディカー第12戦決勝レース/セバスチャン・ブルデー優勝 スーパーフォーミュラ富士 決勝レース/オリベイラ優勝 一貴2位 インディカー第13戦 アイオワ決勝/ハンター-レイが今季初優勝 F1ハンガリーGP決勝/ベッテルが今季2勝目ビアンキに捧ぐ インディカー第14戦オハイオ 決勝/レイホール地元で今季2勝目 スーパーGT富士決勝/D'station ADVAN GT-R大逆転 F1ベルギーGP決勝/メルセデス1-2フィニッシュ インディ ポコノ戦決勝/ハンター-レイ勝利 スーパーフォーミュラもてぎ決勝/石浦ポール・トゥ・ウイン スーパーGT鈴鹿1000km決勝/PETRONASが今季初V WECニュル/ポルシェ圧勝ウェーバー初優勝 インディ最終戦決勝/ディクソンが逆転で王者獲得 F1イタリアGPの決勝/ルイス独走V、ベッテル2位、ロズベルク出火 スーパーフォーミュラ オートポリス/中嶋一貴初勝利 WEC第5戦オースティン決勝/ポルシェ919が2連勝 スーパーGT SUGO/GT500 大波乱でRAYBRIG NSXが今季初勝利 F1 シンガポールGP決勝/跳ね馬ベッテルがポール・トゥ・ウイン F1日本GP決勝/メルセデス1・2フィニッシュ WEC第6戦富士決勝/ポルシェの逆転で1-2獲得 F1ロシアGP決勝/ルイス・ハミルトン圧勝 スーパーフォーミュラ第6戦SUGO/ロッテラーがポール・トゥ・ウイン F1アメリカGP 決勝/ルイス・ハミルトン今季10勝目 スーパーGTオートポリス決勝/GT500クラスはMOTUL AUTECH GT-Rの勝利 スーパーGTオートポリス決勝/GT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rの勝利 F1第メキシコGP決勝/ロズベルグポール・トゥ・ウインで完勝 WEC上海決勝/ポルシェ4連勝 フォーミュラEプトラジャヤePrix決勝/ディ・グラッシ優勝 スーパーGT もてぎ決勝/GT500はKeePer TOM'S RC Fがポール・トゥ・ウイン スーパーGT もてぎ決勝/GT300はTOYOTA PRIUS apr GTがポール・トゥ・ウイン F1第ブラジルGP決勝/ロズベルグ ポール・トゥ・ウイン WEC最終戦バーレーン決勝/18号車ポルシェ優勝 F1最終戦アブダビGP決勝/ロズベルグがポール・トゥ・ウイン

カテゴリー

アーカイブ