F1 オーストリアGP 決勝/またもやメルセデス1・2フィニッシュ

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F1オーストリア0121日(日)、F1第8戦オーストリアGPの決勝レースがレッドブル・リンクで行われました。メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが今季3勝目となる通算11回目のトップチェッカーを受け、今季一番の笑顔を浮かべ表彰台の頂点に立ちました。

レースは、オープニングラップで後方のキミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソがあわや大惨事というクラッシュを演じて幕を開けましたが、注目のスタートでホールショットを奪ったロズベルグがセーフティカー退去後の7周目から後続のハミルトンを徐々に引き離し、序盤の20周目にはその差を2秒以上に広げます。

一方、ロングランペースを武器にメルセデス勢との優勝争いも期待されていた3番手スタートのフェラーリ、セバスチャン・ベッテルはレース序盤から早くも遅れをとり、22周目にはロズベルグとの差が10秒に広がるなど、ベッテルの相手は早くも4番手を走行するフェリペ・マッサに向けられることとなりました。

トップを走るロズベルグはその後も安定したペースで周回を重ね、25周目には一時ハミルトンとの差を4.1秒まで開きます。しかし、上位勢のスーパーソフトにグレイニングの症状が現れ始めると、ロズベルグのペースも鈍り、次第にリードも縮小。するとロズベルグは33周目に、上位勢では一番先にこの日唯一のピットストップに向かいますが、なんとしてもトップを死守したいロズベルグはピットロードの入口まで粘ってタイヤをロックさせるなど勝利への執念をみせます。ニコとハミルトン

対するハミルトンは、ロズベルグから2周遅れてピットイン。こちらも予定通りソフトタイヤにスイッチしましたが、ここでハミルトンはピット出口の白線をカットするミスを冒してしまい、レーススチュワードから5秒のタイム加算ペナルティの宣告を受け、5秒先を走る首位ロズベルグとの差は実質10秒へと広がってしまいます。

これで一気に楽になったロズベルグは、中盤以降もハミルトンとのギャップを保ってトップを走行。終盤は残り10周を切ったところでタイヤを痛め、バイブレーションの問題を抱えましたが、最後までハミルトンを寄せ付けなかったロズベルグは、昨年に続くトップで71周のチェッカーを受け、いつも以上の喜びを爆発させました。

マッサとベッテル一方、独走のロズベルグとは対照的に熾烈なバトルが繰り広げられた3位争いはベテランのマッサが制しました。中盤まで3番手を走っていたベッテルは、36周目のピットストップで右リヤタイヤの装着に手間取り10秒以上をロス。これでマッサの先行を許したベッテルは、終盤に入って追い上げを開始。残り10周でその差1秒に迫ると、その後はDRSを使ってウイリアムズ攻略を何度も試みましたが、ベッテルの激しいプレッシャーにもミスを冒さなかったマッサは、メルセデスのパワーユニットでトラクション不足を補い、フェラーリのオーバーテイクを許さず、最後は0.6秒差で逃げ切って見事表彰台最後の椅子を手にしました。

5位はニコ・ヒュルケンベルグとの争いを制したバルテリ・ボッタスで、パストール・マルドナドも粘るマックス・フェルスタッペンを振り切って7位を獲得。セルジオ・ペレスとダニエル・リカルドが9位と10位でポイントを手にしています。

オープニングラップでアロンソを失ったマクラーレン・ホンダは、ジェンソン・バトンもレース再開直後の8周でリタイア。
レッドブルリンクにはホンダの新社長に就任したばかりの八郷隆弘氏も視察に訪れていましたが、今回もいいところなくレースを終えることとなりました。

ドライバーコメント

ニコ・ロズベルグ031位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「ワオ!なんて一日だ! オーストリアでまた勝つことができて本当に素晴らしい気分だ。本当にスペシャルなトラックだ。非常にトリッキーで素晴らしい観客がいる。昨日の予選でミスをしてしまったので、このレースで勝つために本気でプッシュしようと決意していた。良いスタートが切れたし、リードしてターン1に入ることができた。
今年の過去のレースから、コース上で同じクルマをオーバーテイクするのは非常に難しいことをわかっていたのでそれは非常に重要だった。ルイスを追い越した後はかなり快適にリードをコントロールすることができた。レース終盤、右フロントタイヤにバイブレーションを感じていたけど、フラッグまでそれを管理することができた。素晴らしいクルマを作り、パーフェクトなレースをしてくれたチームに心から感謝したい。
今はシルバーストンを楽しみにしている。去年ポールを獲得して、2013年に優勝している良い思い出のある場所だ。」

2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
ハミルトン04「かなりストレートなレースだった。スタートはベストではなかった。レブに問題があった。ストッロルを離したときに、回転数が下がらなかった。それで、クラッチを切ったときにかなりホイールスピンして、後退してしまった。
レース後に調べなければならない。その後、第1スティントではニコについていったけど、第2フェーズではとにかく彼のペースが良かった。最後はとにかくホームに持ち帰るだけだった。でも、ニコは勝利に相応しいし、彼におめでとうと言いたい。」

3位:フェリペ・マッサ (ウィリアムズ)
マッサ「結果に喜んでいるし、チームは素晴らしし仕事をしてくれた。ファンタスティックなレースだった。僕たちはフェラ-リの遅いピットストップを最大限に生かし、シーズン初表彰台を成し遂げることができた。
チームはレースの最終段階でかなり僕をプッシュしてくれたし、僕はベッテルを抑えるためにベストを尽くした。ミスをする時間ではないし、それをホームにもたらすことが素晴らしいことはわかっていた。」

4位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)「ピットストップ中のトラブルは起こり得ることだ。今日は問題があったけど、いつもはピットレーンで最速のクルーなので、誰も責められない。僕たちはチームだし、限界までプッシュしているとこういうことが起きてしまうものだ。もちろん、3位のトロフィーは欲しかったけど、また来年、同じ目標を持って戻ってくる。クルマはとても良かった。
僕たちは、また一歩前に進めたと思うし、素晴らしいペースがあった。ここは1周が短いので、あまり生かせないけど、次の数戦は高速コーナーがもっと多いので、僕たちが差を縮めていることを証明できると思う。
今日のリザルトではあまりわからないかもしれないけどね。レースの最後はフェリペに近づこうと頑張ったけど、彼はストレートでとても速かった。今日は表彰台を逃してしまってちょっと残念だ。でも、明日はもっと良くなると確信しているし、僕たちは次のレースに集中していく。マラネロのチームはコミットしているし、全員が懸命に仕事をしている。」

F1 オーストリアGP 決勝結果

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