スーパーフォーミュラ富士予選/アンドレア・カルダレッリがポール獲得

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アンドレア・カルダレッリ全日本選手権スーパーフォーミュラ第3戦富士は18日、公式予選が行われ、アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL)がポールポジションを獲得。
2番手にはジョアオ-パオロ・デ・オリベイラが続き、LENOVO TEAM IMPULがフロントロウを独占しました。カルダレッリとオリベイラ
午前中のフリー走行では、Lenovo TEAM IMPULのJ-P.デ・オリベイラがトップタイムをマークし、2位にP.MU/CERUMO・INGINGの国本雄資、3位にNAKAJIMA RACINGの中嶋大祐が続きました。

Q1

14時45分から始まった20分間の予選Q1。セッション開始時はウエット路面ながら、降雨はほとんどない状況。
各車ともウエットタイヤでコースインしていきましたが、ただ、セッションの折り返しが近くなってくると徐々に雨が降り始め、その後も雨脚は強まる展開に。多くのマシンが最後まで走行を続けたものの、後半でのタイム更新はほとんどなく、序盤に1分41秒219をマークしていたカルダレッリが首位でQ1を通過しました。2番手にはアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、3番手に中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)とトムス勢が続きました。

一方、開幕戦鈴鹿ではポールポジションを獲得した山本尚貴(TEAM無限)は、序盤から1コーナーをオーバーシュートする場面も見られ、最後まで走り続けましたがタイムアップにはならず。19番手で予選を終えることとなってしまいました。

また、小暮卓史(DRAGO CORSE)はコンマ1秒未満の僅差で15番手となり、Q2進出には至りませんでした。塚越広大(REAL RACING)と伊沢拓也(REAL RACING)のふたり、そして前戦で3位表彰台を獲得した野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)もこのセッションで予選を終え、結果的には、ホンダ勢の5台がQ1敗退となりました。

Q2

続いて15時15分から始まった予選Q2には14台が進出。雨の降り続く中でセッションが始まると、全車一斉にコースインしていきました。走行時間は、Q1の半分以下となる7分間。

このセッションでもトップタイムをマークしたのはカルダレッリ。チェッカー間際に1分41秒572をマークして首位でQ3進出を決めました。2番手にはナレイン・カーティケヤン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が続き、3番手は平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)でした。

一方、最後のアタックで5番手となったロッテラーは他車のタイムアップによりポジションを落とすこととなり、最終的には12番手に。ロッテラーは2戦連続でQ2敗退でした。また、最後のアタックの際に10番手に位置していた岡山戦ウイナーの石浦宏明(P.MU/cerumo・INGING)も、ポジションアップできず、ノックアウト。加えて、ウイリアム・ブラーとジェームス・ロシターのKONDO RACING勢、国本雄資(P.MU/cerumo・INGING)、そしてベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING)も、このQ2で予選を終えています。

Q3

Q2終了からさらに雨脚が強まる中、定刻通り15時32分から始まった7分間の予選Q3には8台が進出。最終的にフロントロウを独占したLENOVO TEAM IMPUL勢は、ダースとアタックからワン・ツー体制を構築。最終的にはカルダレッリ、オリベイラが、チームに最高の結果を持ち帰りました。

ポールポジションのカルダレッリは、ロイック・デュバルに代わってスポット参戦した昨年の第3戦富士でもポールポジションを獲得。今回も、予選の全セッションでトップタイムをマークし、2年連続の富士戦ポールシッターの座を手にしました。

3位に入った中嶋大祐

3位に入った中嶋大祐

3番手に入ったのは、予選Q2でも5番手タイムと好位置につけていた中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)。また、中山雄一(KCMG)も最後のアタックで4番手でした。各セッションで上位に名を連ね存在感を発揮したカーティケヤンが5番手となり、6番手は小林可夢偉(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)。チームメイトの平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が7番手に続き、中嶋一貴が8番手でした。

スーパーフォーミュラ第3戦富士 予選結果

2015 全日本選手権SUPER FORMULA 第3戦 予選ダイジェスト

ドライバーコメント

アンドレア・カルダレッリ:予選ポールポジション

アンドレア・カルダレッリ01今朝の段階でコンディションがトリッキーで、状況が変わりやすいことは分かっていた。クルマはあまり大きな変更はせず、すごく慎重に挑んだよ。クルマの状態はすごく良かったから、予選に向けてすごく自信があった。悪いコンディションの中でも、なんとか頑張ることができた。岡山からチームがすごく頑張ってくれたから、今日は僕とJ-P(デ・オリベイラ)でフロントロウを獲得できて、チームの努力報いることができたと思っているよ。

練習走行ではスクラブしたウェットタイヤで始め、そのままユーズドのウエットタイヤで予選Q1、Q2に挑むプランだった。セッションの最初は路面の状況が良かったけど、雨が降るのはわかっていたから、とにかく頭の方でタイムを出さなければけないと考えていた。最初からその戦略だったから、タイヤを換えるということはなかった。Q3は暖まったタイヤで行くか、新品タイヤで行くかチームの方からどうする? と聞かれて、勝負だと思って新品タイヤを選んだんだ。

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ:予選2番手

ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ01アンドレア(カルダレッリ)も言っていたとおり、朝からすごく状況を見るのが難しかったね。5分ごとにコンディションが変わる状況だったので、もしミスをしてしまったらまったく逆の結果になったと思う。だからとても慎重に、基本に忠実なセッティングで進めたんだ。フリープラクティスでトップタイムを出せたし、午後の予選はQ1のときにタイヤの選択ミスをしてしまって、なかなかグリップが取れなくて大変だったけど、なんとか6番手でQ2に上がることができた。Q2でタイヤを変えてからはクルマの状態が良くなったんだ。今日の結果はすごくうれしいけど、明日が大事。チームもすごく頑張ってくれたので明日に向けて頑張りたい。

今週末はどのみち状況が酷い中で走るということは誰もが覚悟していたと思う。雨が降ったり止んだり、風が吹いたりする状況はわかっていたし、最初からグリップのない路面であることも想定していたからね。誰もがハーフドライ、ハーフウェットという形でレースに臨んでいたと思う。どう考えたってフルダウンフォースのとれる路面の状況ではないし、ブレーキングポイントでは水溜りがある状況だった。基本のセッティングで行って、5分、10分前に微調整することはあるけど、セットアップはそれほどベースセットから外れていないよ。

今日の結果というのは、僕らにとってすごく興味深いんだ。僕たちふたりは、まったく違うセッティングで挑んだ。僕の方は去年このコースで上手くいったセッティングをベースにした仕様で、アンドレアの方は岡山でよかった改良版の仕様だった。それでも1-2という結果が出たのはすごく驚いているし、すごくうれしいよ。

中嶋大祐:予選3番手

中嶋大祐01今まで僕たちは予選順位がなかなか良くなくて、今回のレースに向けても、もちろん新しいセットアップを準備して持ってきたんですけど、それはあくまでもドライに対してということでした。それで今朝走り始めてから、ウェットのコンディションに対して、合わせることが必要で、そこで少し焦ってしまいそうになったけれど、チームが落ち着いてセットアップを合わせてくれて、それが予選の結果につながったと思います。

完全な雨のセットと、ドライのセットとその中間といろいろと選択肢があったんですけど、幸いにも予選が始まる直前には完全なウェットになりました。お昼頃はどちらで行くか難しい状況だったけれども、予選に向けてのセットを決めるタイムリミットの時点では雨となっていたので、迷わずウエットに決めることができました。

予選最初はJ-P(デ・オリベイラ)選手と似たような状態でした。Q1で使用したしたタイヤが合っていなくて、あまりグリッせず、10番手で終わって難しいなと思っていたんですけど、Q2に向けてタイヤを換えたらすごくグリップがあって、そこからは順調に走ることができました。結果としてはうれしいのはたしかなんですが、まだドライのパフォーマンスがわかっていない。明日のレースはドライになると思うのでそこで、いい結果を出したいなと思っています。

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