インディ第13戦予選/エリオ・カストロネベスがポール獲得

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エリオ・カストロネベス01アイオワ・スピードウェイで開催されているベライゾン・インディカー・シリーズ第13戦。決勝レース前に行われた予選は、エリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)がポールポジションを獲得しました。佐藤琢磨(AJフォイト)は、15番手から決勝レースに挑みます。

昨日に続いて快晴、酷暑のアイオワ・スピードウェイ。予選は午後3時、気温32度、路面温度54度というコンディションで始まりました。

予選アタックのトップバッターはジャスティン・ウィルソン(アンドレッティ・オートスポート)でしたが、これを最初に上回ったのはルーキーのセージ・カラム(チップ・ガナッシ・レーシング)。

5番目にアタックしたホンダ勢でトップのランキング3位につけているグラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)は、は最終的に予選17位。

ウィルソンのチームメイトで昨年のアイオワ戦ウイナー、ライアン・ハンター-レイ(アンドレッティ・オートスポート)は、6番目にコースインして2ラップ目に予想以上のパフォーマンスを発揮したのもつかの間、次のアタッカー、ウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が最速のタイムを出し、トップに躍り出ました。

先週のミルウォーキーで予選2位だったライアン・ブリスコ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)は意外とふるわず、ミルウォーキー・ウイナーのセバスチャン・ブルデー(KVSHレーシング)はアタック1周目のターン2でバンプに足をすくわれスピン、リヤウイングなどにダメージを与えてアタックを完成させられず。最後尾からのスタートとなります。

10番目に走ったチャーリー・キンボール(チップ・ガナッシ・レーシング)はウォームアップがアグレッシブ過ぎて計測1周目が遅くなり、2ラップ平均は180mphに届かず。ルーキーのギャビー・チャベス(BHA)は175.668mphしか出せなかった。

パワーがトップに立って暫く立っていましたが、12番目のアタッカーとしてサイモン・ペジナウ(チーム・ペンスキー)が僅かながらパワーを上回ってみせチームメイトをトップから引き摺り下ろしました。

しかし、ペジナウのキャリア2回目のポール獲得はなりませんでした。次のアタッカー、トニー・カナーン(チップ・ガナッシ・レーシング)が強烈なスピードを記録し、圧倒的数字で暫定ポールシッターとなりました。

カナーンの次にコースインしたマルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オートスポート)が奮闘。チームメイトのハンター-レイからホンダ勢トップの座を奪いました。

唯一の女性ドライバー、ピッパ・マン(デイル・コイン・レーシング)は、奮闘しているもののチャベスを上回るにとどまりました。

16番目のアタッカーは、今年は何やらパフォーマンスにキレのないエド・カーペンター(CFHレーシング)。彼はファイアストンのタイヤテスト要員として使命されて事前テストを行っていましたが、予選11位。

そして17番目、カナーンの数字を破る可能性が最も高いと見られていたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ・レーシング)がアタックを始めましが、思いのほか遅く、カナーンの後ろの暫定2位となりました。

エリオ・カストロネベス03ディクソンの次はエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)。ショートオーバルでの彼の能力には定評があるものの、昨日のプラクティスでの彼は8番手で、先に走ったパワー、ペジナウらのスピードもカナーンのそれにはおよそ対抗できないレベルだったため、ポール獲得の可能性は強く感じられませんでしたが、緩やかなウォームアップ・ラップの後、カストロネベスは1周目に、カナーンのベストを上回るラップを実現。続く2ラップ目には更に速いタイムをマークし、2ラップ平均でポールポジションを獲得しました。

今シーズン3回目、キャリア44回目、アイオワ・スピードウェイでは2013年に続く2回目のPP獲得を果たしたカストロネベスは、「予選での僕らのマシンはとても強力だった。先週のミルウォーキーだって、実は僕らのマシンは本当に速かったんだ。ちゃんと予選アタックの列に間に合いさえすれば、PP獲得がなされていたと思うよ」と彼はジョーク混じりに語った。「今週はいちばん前からスタートできるんだから、後ろを振り返ることなくゴールまで前を走り続けたい」と意気込みを語りました。

カナーンは予選2位、予選3位にはポイント・リーダーのファン・パブロ・モントーヤ(チーム・ペンスキー)。ポイント2位のディクソンは予選4位。3列目に並ぶのはパジェノーとパワーのペンスキー勢。予選7位は先週のミルウォーキーでオーバルでの初ポールポジションを記録したばかりのジョセフ・ニューガーデン(CFHレーシング)でした。

そして、予選8位はホンダ勢トップとなるアンドレッティ。ハンター-レイは最終的に予選9位。彼らのチームメイトのカルロス・ムニョスは予選12位で、ウィルソンは18位。

佐藤琢磨の予選結果は15位。昨日のプラクティスで19番手だったことを考えれば、少しの前進。「予選15位という結果には当然満足していませんが、今日の予選での自分たちのマシンは、昨日のプラクティスでのものと比べると格段に良くなっていました」

「昨日のプラクティスは午後6時からで、今日のナイトレースは午後8時前のスタート。そのコンディションで今年は走れていないんですよ、エアロパッケージが新しくなっているのに……。自分たちとしては、今年のテキサスでのデータなどを参考にして、アイオワでのデータにフィルターをかけ、マシンセッティングを施すつもりです」と決勝に向けて意気込みを語っています。

2015年ベライゾン・インディカー・シリーズ第13戦アイオワ予選結果

Pos. No. Driver Team Eng/Aero MPH
1 3 H.カストロネべス チーム・ペンスキー C 183.480
2 10 T.カナーン チップ・ガナッシ C 183.125
3 2 JP.モントーヤ チーム・ペンスキー C 182.707
4 9 S.ディクソン チップ・ガナッシ C 182.357
5 22 S.ペジナウ チーム・ペンスキー C 181.627
6 1 W.パワー チーム・ペンスキー C 181.625
7 67 J.ニューガーデン CFHレーシング C 181.367
8 27 M.アンドレッティ アンドレッティ・オートスポート H 181.081
9 28 R.ハンター-レイ アンドレッティ・オートスポート H 180.843
10 8 S.カラム チップ・ガナッシ C 180.659
11 20 E.カーペンター CFHレーシング C 180.401
12 26 C.ムニョス アンドレッティ・オートスポート H 180.080
13 4 S.コレッティ KVレーシング C 179.898
14 7 J.ジェイクス シュミット・ピーターソン H 178.997
15 14 佐藤琢磨 A.J.フォイト・レーシング H 178.433
16 83 C.キンボール チップ・ガナッシ C 177.972
17 15 G.レイホール レイホール・レターマン・ラニガン H 177.857
18 25 J.ウィルソン アンドレッティ・オートスポート H 177.824
19 5 R.ブリスコ シュミット・ピーターソン H 176.907
20 19 T.ボーティエ デイル・コイン・レーシング H 176.256
21 41 J.ホークスワース A.J.フォイト・レーシング H 176.255
22 18 P.マン デイル・コイン・レーシング H 175.812
23 98 G.チャベス BHA H 175.668
24 11 S.ブルデー KVSHレーシング C No Speed

※C=シボレー、H=ホンダ

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