スーパーGT鈴鹿1000km予選/GT500はMOTUL、GT300はロータスがポール

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鈴鹿1000km予選スーパーGT第5戦インターナショナル鈴鹿1000kmは29日、ノックアウト形式の公式予選が行われ、GT500,GT300ともに大幅にコースレコードタイムが更新される中、GT500ではMOTUL AUTECH GT-Rが今シーズン2回目、GT300クラスはシンティアム・アップル・ロータスがレコードタイムを0.9秒近く上回るアタックをみせてそれぞれポールポジションを獲得しました。

GT500クラス

MOTUL AUTECH GT-R14時50分にQ1セッションがスタートすると、最初にコースインしたのはARTA NSX CONCEPT-GT。
朝の公式練習でコースオフした際にフロアやラジエター周りが壊れてしまったことからマシンのチェックラップを行い、1周でピットに戻って来ます。その後、最初にアタックを始めたのはWedsSport ADVAN RC F。
そして普段はQ1残り7分あたりからコースインする車両が増えますが、今日は路面温度もそこまで変わらないと判断したのか、いつもより少し早い残り時間9分を切ったところで続々とマシンがコースインしていきました。
残り4分になると、ほぼ全車がアタックラップに入った状態。しかし、ここでENEOS SUSTINA RC FがS字でコースオフ、真っ直ぐグラベルに突っ込む形でマシンを止めてしまうと、赤旗が提示されました。

その後、車両が改修され15時10分に予選が再開されると、残り5分のセッションはアタック合戦に。ピット位置がもっとも1コーナー寄りのPETRONAS TOM’S RC Fを先頭にコースインしていくと、S Road MOLA GT-RとMOTUL AUTECH GT-Rは少し間隔をあけてコースイン。
さらにドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTはこの2台からも間をあけて、最後に残り約3分というタイミングでコースインしていきます。

ここからはアタック順にトップが目まぐるしく入れ替わって、レクサス勢がワン・ツー体制を早々に敷くと、ホンダ勢がトップタイムを塗り替える展開に。結局、Q1をトップタイムで通過したのはウエイト48kgをものともしないS Road MOLA GT-R&本山哲が、それまでのコースレコードをコンマ9秒更新する1分47秒7でQ1を突破しました。

2番手にはこちらもウエイトハンデが厳しい、ZENT CERUMO RC Fが続きました。
Q1では9番手までがコースレコードタイムを更新、10番手までが1秒差以内という僅差の戦いに。
今のGT500のQ1突破がいかに難しいのかというのを象徴する結果となりました。

15時45分から行われたQ2でもコースレコードを上回る速いタイムが連発される中、KEIHIN NSX CONCEPT-GTにトラブルがあった模様で1度アタックをしただけでガレージにマシンを入れて、早々に8番手が確定してしまいます。
その後、ランキング2位で厳しいウエイトハンデを搭載するMOTULがロニー・クインタレッリのアタックで1分47秒630をマークしトップに浮上。そのタイムを更新すべく、そこからそチェッカーむけて7台によるアタックが過熱してくると、立川祐路がステアリングを握るZENTも1分47秒台にタイムを刻んできて2番手に浮上。予選終盤にはEpson NSX CONCEPT-GTが自己ベストを更新して3番手に浮上してきました。

結局、最後までMOTULのタイムを上回るチームは現れないままフィニッシュ。MOTUL AUTECH GT-R01
ウエイトハンデが軽めのチームの台頭が予想された予選で、誰もが驚くPP獲得となりました。
また、フロントロウを獲得したZENTもランキング4位でウエイトハンデが厳しい条件。5位のカルソニック IMPUL GT-R、6位のKeePer OM’S RC Fと、ランキング上位がそのまま上位グリッドを獲得しており、明日の展開が早くもチャンピオン争いのような様相を呈してきました。

明日の決勝は雨が予想される不安定なコンディション。今回の予選で下位に沈んだチームにとっても十分に逆転のチャンスがありそうで、展開が予想しづらいレースになる可能性が高いです。シリーズ戦最長となるスーパーGT第5戦鈴鹿1000kmは12時30分からスタートです。

GT300クラス

シンティアム・アップル・ロータス鈴鹿サーキット上空に薄雲が広がっているものの、雨が落ちてくる気配はなく気温27度、路面温度31度のコンディションで予選Q1はスタートしました。なお、公式練習でクラッシュがあったRacing Tech Audiはマシンの修復が間に合わず、予選セッションには参加できませんでした。

Q1セッションでは、各車アタック1回目から1分59秒後半から2分00秒前半のタイムを記録していきます。
このなかで、まずは山内英輝がアタックを担当したSUBARU BRZ R&D SPORTが1分59秒240をマークしトップに立ちます。
すると、その後方からアタックを仕掛けていた中山雄一のTOYOTA PRIUS apr GTがレコードタイムを0.038秒上回る1分59秒077でトップに浮上しました。

Q1残り5分を切ったところで、各チームは2回目のアタックを行い、11番手までが1分59秒台のタイムを記録していきます。
午前の公式練習で2番手タイムを記録したRUNUP Group&DOES GT-Rが好走をみせ、1分59秒299を記録しましたが、上位2台には届かず3番手。その後もトップを上回るマシンは現れないで、セッションは終了しました。

この結果、上位3台中2台をJAF-GTマシンが占める形でQ1は終了。
3番手には午前の公式練習で好走をみせていたRUNUP Group&DOES GT-Rがつけ、以下、マネパ ランボルギーニ GT3、UPGARAGE BANDOH 86、VivaC 86 MC、Audi R8 LMS ultraと続いているほか、公式練習でトップタイムをマークしたシンティアム・アップル・ロータス、ポイントリーダーのGAINER TANAX GT-RもQ1通過を果たしています。
また、昨年ドライバーズチャンピオンを獲得した初音ミク グッドスマイル SLSは、Q1進出に0.3秒届かず、Q2進出を逃しています。

GT500クラスのQ1セッションで赤旗が掲示されたため、予定より10分遅れの15時25分に、決勝レースのポールポジションを決める12分間のQ2が開始され、各車とも開始と同時にコースインし、入念にウォームアップを行っていきます。

まず織戸学がドライブするマネパ ランボルギーニ GT3が1分59秒163でトップに立つと、続いて井口卓人のSUBARU BRZ R&D SPORTが1分59秒060のレコードラップでトップタイムを更新。その直後には、荒聖治のStudie BMW Z4が1分58秒954でトップにたっています。

シンティアム・アップル・ロータス2しかし、荒聖治の後方から加藤寛規がアタックしていたシンティアム・アップル・ロータスが1分58秒248の驚異的なタイムを記録し、トップに浮上。このタイムを上回るマシンは現れないまま、加藤寛規が2010年のスーパーGT第5戦SUGO以来のポールポジションを獲得しました。

予選2番手は1分58秒600を記録したGAINER TANAX GT-R、3番手はStudie BMW Z4がつけています。

公式練習で速さをみせていたマザーシャシーが、これまでのレコードタイムを0.867秒更新する速さでポールポジションを獲得した今回の予選。しかし、予選はFIA-GT3マシンやJAF-GTマシンが入り乱れる展開に。予選では互角の戦いとなりましたが、明日のレースでお互い、どのような戦略で挑むのか注目です。

明日30日は、11時8分よりウォームアップ走行が行われ、12時30分に173周の決勝レースが行われます。

スーパーGT第5戦鈴鹿1000km 公式予選結果

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