WEC第6戦富士決勝/ポルシェの逆転で1-2獲得

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LMP1クラスの表彰台FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士ラウンドの決勝レースが行われ、ポールポジションからスタートしながらも、一時6番手まで落ちた17号車ポルシェ919ハイブリッドが巻き返して優勝。ニュルブルクリンク、サーキット・オブ・ジ・アメリカズに続き3連勝を達成しました。WEC第6戦富士2位にも18号車ポルシェ919ハイブリッドが入り、ポルシェは今季3度目の1-2フィニッシュを果たしました。3位には7号車アウディR18 e-トロン・クアトロが入りました。
LMP2クラスは26号車G-ドライブ・レーシング、LM-GTEプロクラスは51号車AFコルセ、LM-GTEアマクラスは77号車デンプシー-プロトン・レーシングがそれぞれ優勝を果たしています。

朝から雨に見舞われた富士スピードウェイでセーフティカーの先導で始まったレースは、雨脚が弱まった午前11時半頃にセーフティカーが退き、本格的なレースがスタートしました。

しかし、ポルシェの2台は共にすぐにペースを上げることができず、アウディの2台、そしてトヨタの2台にも先行を許してしまいます。トップから一気に6番手まで下がってしまった17号車ポルシェ919ハイブリッドのマーク・ウェーバーは、翌19周目の1コーナーで18号車をオーバーテイク。続く20周目には2号車トヨタTS040ハイブリッドを交わして4番手に復帰します。18号車ポルシェ919ハイブリッドも2号車を狙いますが、コカ・コーラ・コーナーで両者接触。揃ってスピンを喫してしまいます。

WEC第6戦富士 レース序盤スタートで先頭に立ち、トップと2番手を快走していた7号車アウディR18 e-トロン・クアトロと8号車アウディR18 e-トロン・クアトロ。その後ろで21・22・23週目にマーク・ウェーバーの17号車と中嶋一貴の1号車が抜きつ抜かれつの大バトルを繰り広げ、ダンロップコーナーで中嶋の1号車が前に出て3番手、17号車は18号車にも抜かれて5番手に下がってしまいます。

WEC第6戦富士2徐々に路面の水量が減って来るとポルシェのスピードが活きてきます。25週目に18号車が1号車の前に出て3番手に浮上。
36週目には8号車アウディR18 e-トロン・クアトロをオーバーテイク。トヨタの1号車は17号車のポルシェに抜かれていて、8号車のアウディも抜き、ポルシェの2台が2-3体勢になります。

そして71周目のメインストレートで18号車が7号車を交わしてついにトップに立ちます。
17号車も続いて7号車に襲いかかろうとしますが、ウェーバーはなかなかアウディを攻略できません。しかし76周目に7号車アウディR18 e-トロン・クアトロがピットに入ったことで、バトルは終結します。

この7号車のピットインがきっかけに次々と他のマシンもピットインしますが、78周目にピットインした1号車トヨタTS040ハイブリッド、アンソニー・デイビッドソンがピット入口でホワイトラインカットの反則のため、ペナルティが課せられ、せっかく接近していた8号車アウディとの差が、再び広がってしまうことになります。

3時間が経過

ポルシェ919ハイブリッドの18号車が先頭を走り、2回目のピットインでもポジションをキープした7号車アウディR18 e-トロン・クアトロが2番手。その直後からは17号車ポルシェがハイペースで迫っています。
トヨタTS040ハイブリッドの1号車はここから40秒ほど遅れた位置にいます。これはあのペナルティーが響いていますね。
そして17号車ポルシェ919ハイブリッドも7号車アウディR18 e-トロン・クアトロをついに捉え、ポルシェが1-2体制を完成。後続との差を広げはじめます。

4時間を経過

1号車トヨタTS040ハイブリッドに右フロントのヘッドライトカバーが破損というトラブルが発生。そのためピットには、新しいフロントカウルが用意されますが、1号車はなかなかピットインせず、走行を継続。警告が出るまではできるだけ走り、当初のストラテジーを崩さないことを目指します。

残り30分

18号車に対してバーチャルセーフティカー中にメリットを得たとして、ドライブスルーペナルティーがでます。それによって、2位の17号車との差が30秒以内に縮まることになり、そのままゴールするのかと思われましたが、残り10分になった段階で、18号車は明らかなスローダウン、特にトラブルなどが出たわけではなさそうなので、ポイントランキング2位で、7号車のアウディを追っている17号車を優先するというチームオーダーが出されたものだとみられます。

これに対して、アウディもポイントでは7号車より少ない8号車 アウディR18 e-トロン クワトロ(ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス)が先行していて、シリーズを考えれば7号車を先に行かせた方がという状況でしたが、こちらはコース上でスローダウンさせるということはなく、8号車に最後に給油のためにピットインさせるという形で7号車を前に出しました。これによって、7号車アウディが3位、8号車アウディが4位という結果でした。

トヨタTS040ハイブリッドは、5位に1号車、6位に2号車が入っています。

LMP2クラス

LMP2クラスの表彰台LMP2は終盤に熱いレースが展開されました。レースを5時間戦ってきてトップを47号車 オレカ05・ニッサン(マシュー・ホーソン/リチャード・ブラットレー/ニック・タンディ組)と26号車 リジェ JS P2・ニッサンがわずか1秒以内で争っていましたが、ダンロップコーナーで、26号車が47号車に接触し、タイヤを痛めた47号車がピットインして大きく遅れるという残念な展開に。
かつ、26号車が追突で痛めたランプカバーのデブリを排除するためにバーチャルセーフティカーが出されて、その間に26号車はピットインすることに成功して、大きなメリットを得ました。結局LMP2は26号車 リジェ JS P2・ニッサンがトップでゴールしました。

47号車の不幸はその後も続き、26号車のチームメイトである28号車 リジェ JS P2・ニッサン(グスターボ・ヤカマン/ルイス・フェリペ・デラーニ/リカルド・ゴンザレス組)に二度も追突され、最後はクラッシュしてリタイアになりました。チャンピオンシップを争う47号車としてはポイント的に不利な結果ということになりそうです。

LM-GTEプロクラス

序盤から先行した51号車AFコルセが、後続に1周以上の差をつけて圧勝。最後の最後、残り5分を切ったところで、92号車ポルシェ・チーム・マンタイが71号車AFコルセを交わして2位でフィニッシュしています。

LM-GTEアマクラス

レース前半で首位に立っていた77号車デンプシー-プロトン・レーシングが初優勝。ハリウッド俳優のパトリック・デンプシーが最後はステアリングを握り、見事トップでチェッカーを受けました。2位には98号車アストン・マーチン・レーシング、3位には83号車AFコルセが入っています。

WEC第6戦富士決勝結果

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