2017年F1でFIA承認の新規則について

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まず、ウエットコンディションでのスタートについて。

現在はウエットのためセーフティカースタートとなった場合、セーフティカーが戻った後、各車はそのまま走り続けてスタートを切りますが、これを変更し、セーフティカー先導の下で走行した後、グリッドにつき、通常どおりのスタートを切ることになりました。

FIAの声明には以下のように記されています。
「ウエット天候でのスタートの手順が承認された。2017年から、ウエット天候のため、レーススタートにセーフティカー出動が必要とみなされる場合、コースが安全にレースができる状態であるとの判断が下された後は、通常のスタンディングスタートが行われる」
「セーフティカーがピットレーンに戻った後、全車がグリッドにつき、スタートが行われる」

これに関しましては、今年イギリスGPにおいて、序盤のセーフティカーラップが5周におよび、一部のドライバーから、「もっと早くセーフティカーが戻るべきだった」と批判が出ていて、7月にF1ストラテジーグループで、ウエット時のスタンディングスタート採用に関し、合意がなされていたものです。


そしてタイヤ選択について。

%e3%83%94%e3%83%ac%e3%83%aa%e3%82%bf%e3%82%a4%e3%83%a4来年はマシンのペースを大幅にアップさせる方針に伴い、タイヤも大きく変わります。FIAは序盤5戦に限っては、ドライバーごとにある程度自由にコンパウンド配分を選択するのではなく、全員がピレリが指定した同一の配分に従うよう求めました。

FIAの声明には以下のように記されています。
「2017年F1シーズンの最初の5戦に限っては、チームの通常のタイヤ選択の手順は用いられない。締切がプレシーズンテストの前になるためだ。これらのイベントについては、サプライヤーが、最もハードなコンパウンドを2セット、ミディアムコンパウンドを4セット、最もソフトなコンパウンドを7セット、各ドライバーに支給する」

ヘルメットのカラーリングについて。

%e3%82%a2%e3%83%ad%e3%83%b3%e3%82%bd%e3%83%98%e3%83%ab%e3%83%a1%e3%83%83%e3%83%88昨年、ファンがサーキットやテレビでより簡単にドライバーを見分けることができることを期待して、シーズン中のヘルメットデザインの変更が禁止されましたが、観客が識別しやすいよう、ドライバーはヘルメットのカラーリングを基本的には変えてはならないという規則は維持されますが、今後はホームグランプリなど1戦に限り特別カラーリングを使用することができます。また、シーズン途中に移籍した場合も、変更が認められます。

FIAの声明には以下のように記されています。
「ドライバーはマシン搭乗時に容易に見分けられるよう、FIA F1世界選手権のいかなるイベントにおいてもヘルメットの大部分は同様のカラーリングを用いなければならない」


そして、パワーユニットのエレメント交換について。

パワーユニットのエレメントを一度に大量に導入してペナルティを最小限に抑えるという、現在は合法的に行われている行動がとれなくなります。

合計21戦の今年はドライバーひとりあたりパワーユニットを5基使用でき、パワーユニットを構成する6つのコンポーネントのいずれかが6基目以降に入った場合はグリッドペナルティが科されます。

以前は降格分を消化しきれない場合にはタイムペナルティが科されましたが、現在は、ペナルティは最大でも最後尾までの降格にとどめられています。そのため、一度にたくさんのエレメントを導入し、その後のペナルティを避けるという戦略が取られていました。

ベルギーではメルセデスがルイス・ハミルトンのエレメントを大量に交換、シーズン末まで走り切れると思われる量をストックしました。こういった行動には批判が集まっており、2017年にはこれが違法となるような規則変更がなされることになりました。

FIAの声明には以下のように記されています。
「ひとつのグランプリ中にパワーユニットのエレメントのうち、ペナルティに値するものを2つ以上導入した場合、最後のエレメントのみが、さらなるペナルティなしにその後のイベントで使用することができる。これはパワーユニットのエレメントのスペアをストックすることを防ぐ措置である」

つまり、来年は一度に同じエレメントを複数入れた場合でも、その後のレースでペナルティを受けずに使用できるのは1基のみということになります。

以上、28日に行なわれた2017年F1レギュレーションについて簡単にまとめました。




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