F1アメリカGP決勝/ハミルトン完勝 アロンソ5位!

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f1%e7%ac%ac18%e6%88%a6%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%abgp%e3%80%80%e8%a1%a8%e5%bd%b0%e5%8f%b0F1アメリカGPの決勝レースが23日(日)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われました。

優勝はメルセデスのルイス・ハミルトン。ポールポジションから好スタートを決めたルイス・ハミルトンは、そのまま後続を引き離し、第12戦F1ドイツGP以来となる6戦ぶりの勝利を挙げました。2位にはニコ・ロズベルグ(メルセデス)、3位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続き、マクラーレン・ホンダは、フェルナンド・アロンソが5位、ジェンソン・バトンが9位でフィニッシュのダブル入賞でした。

f1%e7%ac%ac18%e6%88%a6%e3%82%a2%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%82%abgp%e3%80%80%e3%83%ac%e3%83%bc%e3%82%b9%e3%82%b9%e3%82%bf%e3%83%bc%e3%83%88日曜のオースティンは、午後になって肌を焼くような強い陽射しが戻ってきましたが、路面温度は35度とそれほど上昇はせずタイヤには優しいコンディション。

スタートタイヤ選択は大きく分かれ、Q3進出組みの中ではQ2をソフトで通過したメルセデスの2台とマックス・フェルスタッペンがソフト。そしてトップ10以下ではソフトが中心となりますが11位 セルジオ・ペレス、17位 ロマン・グロージャン、19位 ジェンソン・バトンがスーパーソフト、最後列のフェリペ・ナッセとエステバン・オコンがミディアムと、戦略が複雑に分かれる決勝のスタート。

メルセデスAMG勢は2台揃って無難なスタートを決めましたが、ルイス・ハミルトンがターン1へイン寄りのラインを取ったのに対してニコ・ロズベルグはアウト側へ。その隙を突いてダニエル・リカルドがインに飛び込んで、ターン1の立ち上がりでハミルトンに抑えられるかたちで加速が鈍ったロズベルグから2番手を奪い取ります。

後方ではキミ・ライコネンがフェルスタッペンの前に出て4位へ浮上。6位セバスチャン・ベッテルもフェルスタッペンに仕掛けますがオーバーテイクまでは至りません。

スタートでニコ・ヒュルケンベルグとバルテリ・ボッタスが接触

スタートでニコ・ヒュルケンベルグとバルテリ・ボッタスが接触

ターン1で行き場をなくしたニコ・ヒュルケンベルグはイン側にいたバルテリ・ボッタスに追突し、ヒュルケンベルグはピットまで戻りますがリタイア。ボッタスは右リヤタイヤをパンクさせてタイヤ交換を余儀なくされました。

さらにターン11ではペレスがダニール・クビアトに追突されてスピンし激怒。クビアトは「追い風で全然ブレーキが効かなかったんだ!」と釈明しますが10秒加算ペナルティを科されます。


マクラーレン勢はスタート直後の1コーナーで膨らみますが、フェルナンド・アロンソが9位、バトンが11位と好位置に浮上。さらにバトンはエステバン・グティエレスに迫って3周目のターン1でインを突きますが、サイドバイサイドのままいったその先のターン3でデブリをヒットして後退。しかし、バックストレートからターン12にかけて悠々とパスして10位に浮上。

8周目のリカルドを皮切りに、1回目のピットストップが始まり、ライコネンもこれに反応してピットインしますが、バトンの後方に戻りタイムロス。メルセデスAMGは10周目にピットインさせるはずのハミルトンをステイアウトさせロズベルグのピットインを優先さますが、リカルド逆転どころか、あわやライコネンの逆転を許すところでした。

ミディアムタイヤに交換したロズベルグに対して、9周目にピットインしたフェルスタッペンはソフトに交換し、ライコネンを逆転してロズベルグをプッシュしますが、ロズベルグも巧みにこれを抑え込み、ペースは徐々に下がりロズベルグから遅れ、逆にロズベルグはリカルドとの差を縮めて1秒以内に迫ります。

首位を走るハミルトン(メルセデス)

首位を走るハミルトン(メルセデス)

首位ハミルトンは11周目まで引っ張ってソフトタイヤに交換し首位のままコースに戻ります。2位リカルドに5秒以上のせ盤石の体制。

11周目にピットインしコースに戻ったアロンソは、順位に不服顔ですが、各車がピットインしたところでトップ6台とフェリペ・マッサ、カルロス・サインツJr.に次ぐ9位。

10周目にピットインしたバトンもその7秒後方でステイアウトのクビアトを処理して10位で続きます。いずれもミディアムタイヤを履いてレースの最後にプッシュする戦略。しかしその後方には同じ戦略のペレス、そしてソフトタイヤを履くグロージャンが2秒以内の差で続きます。

ペースが上がらず6位 ベッテルを押さえ込むかたちのライコネンは、24周目にピットに飛び込んでスーパーソフトタイヤに交換、3ストップ作戦に切り替えてきます。

フェルスタッペン、予定になかったピットイン

フェルスタッペン、予定になかったピットイン

2位リカルドも25周目にピットインし、ミディアムタイヤに交換。翌26周目にフェルスタッペンもピットインしますが、ピットでは準備が全く出来ておらず、ピットボックスの前で待った上に静止時間9.2秒という大きなタイムロス。

一方のメルセデスAMG勢はすぐには反応せずにステイアウトを続けますが、これが功を奏し、30周目のバックストレートを立ち上がったところでフェルスタッペンのマシンは異音とともに駆動が抜けスローダウン。ピットまで戻ろうとしますがターン18にストップし、その車両撤去のためVSCが導入されます。この間にメルセデスAMG勢はロスなくピットストップを済ませ、ロズベルグは易々とリカルドの前に留まることに成功。これで上位はハミルトン、ロズベルグ、リカルド、ライコネン、ベッテルの順ですが、ライコネンはスーパーソフトを履いています。その30秒後方の6位にはソフトタイヤのサインツJr.、そしてミディアムタイヤのマッサ、アロンソが続いて、15秒あけて9位ペレス、10位バトン、11位グロージャンが入賞圏を争います。

ライコネン、タイヤがはまらずリタイア

ライコネン、タイヤがはまらずリタイア

38周目にライコネンがピットインして3回目のタイヤ交換を行ないますが、右リヤタイヤがはまらないままピットアウトしてしまい、ピット出口でストップ。リバースでピットレーンに戻ってレースを再開しようとしますが、それは許されずリタイアを余儀なくされます。


各車がピットストップを終えてミディアムタイヤを履き、レースは膠着状態に。首位ハミルトンは2位ロズベルグに10秒差を付けて独走。その後方では3位リカルドがロズベルグに失われた2位の再逆転を諦めてはいません。

5位争いはソフトタイヤで残り24周を走り切ろうというサインツJr.の背後に、ミディアムタイヤのマッサとアロンソが1秒差で近づきます。51周目、サインツJr.がターン15でロックアップしたのと同時にアロンソがマッサのインを突いれ、僅かに接触しながらも前に出ます。マッサは「押し出された!」と不満を訴えますが、アロンソも「完全にドアを閉められた! 僕がインにいたんだから許されるべきじゃない!」と無線で叫びます。

オーバーテイクしたアロンソ(マクラーレン)

オーバーテイクしたアロンソ(マクラーレン)

アロンソは続いてサインツJr.を猛追し、「もうタイヤが終わった!」と訴えるサインツJr.を55周目のバックストレートで捕まえ、ターン11で僅かにオーバーシュートしながらも抜き去ってマクラーレン・ホンダとしては過去最高タイの5位でフィニッシュ。バトンも9位とダブル入賞を果たします。サインツJr.は6位、接触後に左フロントのパンクでピットインを余儀なくされたマッサは7位、バトンを抑えきったペレスが8位でフィニッシュ、そしてグロージャンが自身100戦目のレースを10位ポイント獲得で祝しました。

首位のハミルトンはペースをコントロールしながら後方ロズベルグとのギャップを4.5秒まで縮めて56周を走り切り優勝。
第11戦ハンガリーGP以来、実に2カ月半ぶりの優勝を手にしました。2位にロズベルグ、3位にはVSCのタイミングで2位を失ったリカルドが入りました。

尚、ターン15でフェルナンド・アロンソが、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)をオーバーテイクした際の行為が審議対象となっていましたが、スチュワードは双方に明らかな責任はないとして、ペナルティを科さないことを決定しました。

F1第18戦アメリカGP決勝 結果




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