SUPER GT300クラス開幕戦/グッドスマイル 初音ミク AMGが3年ぶりの優勝

この記事は3分で読めます

4月9日午後、2017 AUTOBACS SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300km RACE」の決勝レースが岡山国際サーキットで行なわれました。

GT300クラスは予選2番手からスタートした谷口信輝/片岡龍也組グッドスマイル 初音ミク AMGが2014年以来の優勝。メルセデスへのスイッチ後、初となる嬉しい勝利を飾りました。2位はLEON CVSTOS AMGが入りました。

前日は不順な天候に見舞われた岡山国際サーキットでしたが、日曜日の午後、決勝レースが近づいた頃には晴れ間が拡がるレース日和となりました。
決勝レースは予定通り、午後2時34分、岡山県警の白バイにリードされたパレードラップが始まりましたが、GT500クラスの車両が、このパレードラップ中にストップ。赤旗が出てスタートはディレイ(延期)。一度ホームストレートで隊列を整え直した後、周回数を1周減算の81周で、セーフティカーに先導のスタートとなりました。

グッドスマイル 初音ミク AMG

レースがスタートするとポールのNo.65 LEON CVSTOS AMG (黒澤治樹)の背後にNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)が迫っていきます。しかし、ピットスタートのNo.52 埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC(番場琢)がダブルヘアピンの立ち上がりでクラッシュ。これのため再度セーフティカーが入ります。レースが再開するとNo.65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹)とNo.4 グッドスマイル 初音ミク AMG(片岡龍也)、No.25 VivaC 86 MC(山下健太)がトップ3を形成していましたが、それぞれの間隔が少し開いたり、反対に詰まったりを繰り返しながら周回を続けました。

この大勢が動いたのは18周目。トップの65号車をテール・ツー・ノーズ、ある時はサイド・バイ・サイドとプッシュしていた4号車が、ついにパスしてトップに立ちます。このまま4号車の片岡は後続を引き離し、2番手争いが65号車と25号車、少し開いてNo.61 SUBARU BRZ R&D SPORT(山内英輝)とNo.51 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3(中山雄一)が続きました。

トップに立った4号車は快調に先を急ぎます。レース後「蓋さえ取れれば速いペースで走れた」と語った通り、後続との差はじわじわ拡がっていきました。


トップグループで最初にルーティンのピット作業を行ったのは3番手のVivaC 86 MC。27周終了時点でピットに向かい、松井孝允に交代。左側のタイヤ2本のみを交換し、素早くレースに復帰します。次の周にはNo.65 LEON CVSTOS AMGはタイヤ4本を交換し、蒲生尚弥を25号車の前に戻しました。しかし、タイヤが温まり切るまでに25号車に先行されます。29周にはトップのNo.4グッドスマイル 初音ミク AMGもピットイン。彼らは25号車と同じ左2本交換の作戦を決断。ピットの作業時間そのものでは25号車の方が早かったのですが、ピットイン前の走りで片岡ががんばり、実質上のトップをキープして谷口信輝をコースに戻しました。

終盤

No.4 グッドスマイル 初音ミク AMGの谷口は混雑するコースを好ペースで周回し、前走車すべてがピットインした49周目には、本物のトップに立ちます。2番手を争うNo.65 LEON CVSTOS AMGとNo.25 VivaC 86 MCに10秒以上の差がありましたが、ポイント圏内で健闘していたNo.51 Ferrari 488 GT3(新田守男)が、49周目に2コーナーでNo.64 Epson Modulo NSX-GTと接触。50号車はコースアウトしてウォールにクラッシュ。これで3度目のセーフティカーランとなってしまいます 。


セーフティカーが退去し、レースは残り20周のスプリント。トップのグッドスマイル 初音ミク AMG(谷口)はマージンほとんどゼロから、懸命の走りで後続を引き離していきます。その後方で、観客の注目を一身に浴びることになったのはNo.65 LEON CVSTOS AMGの蒲生と、No.25 VivaC 86 MCの松井によるサイド・バイ・サイドの好バトル。岡山県は倉敷市出身で昨年大会のウィナーとなった蒲生と、お隣広島県は福山市の出身ながら、ここ岡山でレースデビューを果たし、昨年はシリーズチャンピオンに輝いた松井は、ニュルブルクリンクではチームメイトでもあり個人的にも親しい間柄。レースウィークに入る前日には2人揃って美作警察署を表敬訪問していましたが、そんな好敵手同士のバトルはまさに、レース後半のハイライトとなりました。後方からチャージする蒲生が、AMGのノーズを86のサイドに押し込もうとしますが、松井がチャンピオンの意地を見せ
何とかこれを封じ込めます。そんな手に汗握るバトルは10周近く続けられました。しかし、67周目のダブルヘアピンで、GT500のトップグループにラップ遅れにされる際の混乱で、25号車が他車と接触してスピン。すぐに再スタートしますが、4番手までポジションを下げてしまいました。

No.4 グッドスマイル 初音ミク AMGは危なげなく逃げ切って、2014年5月の第2戦富士以来の、メルセデスにマシンを変えて初めての優勝となりました。2位にはNo.65 LEON CVSTOS AMG。3位にはNo.9 GULF NAC PORSCHE 911(ジョノ・レスター。後半は峰尾恭輔)でした。

スーパーGT第1戦岡山 決勝結果




  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

2015年度

スーパーGT第2戦富士 決勝レースはMOTUL AUTECH GT-Rが完勝! フォーミュラE 開幕戦 決勝/セバスチャン・ブエミ圧勝 WEC第2戦スパ決勝は7号車アウディが2連勝 「グランツーリスモ6」が“アイルトン・セナ・トリビュート”を無料公開 F1バーレーンGP決勝レース ハミルトンがポール・トゥ・ウィン! インディカー第3戦 決勝はシボレー勢の圧勝 フォーミュラE 第6戦 ネルソン・ピケJr.が優勝 フォーミュラE 第7戦 モナコ決勝/ブエミ ポール・トゥ・ウイン インディ第5戦決勝レース/ウィル・パワーがポールtoウイン F1スペインGP 決勝/ニコ・ロズベルグが今季初ポール・トゥ・ウィン WTCCニュル決勝レースはシトロエンが連勝 ニュル24時間/僅差でアウディ連覇 フォーミュラE第8戦ベルリン/ルーカス・ディ・グラッシが今季2勝目 スーパーフォーミュラ岡山/石浦宏明ポールトゥウィン F1モナコGP 決勝レース/ニコ・ロズベルク優勝 インディ500/モントーヤ選手が15年振りの勝利 世界ラリークロス第4戦/ソルベルグが今季2勝目 インディカー第7戦デトロイト決勝/ムニョス選手が初勝利 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0/笹原右京、初優勝! 佐藤琢磨今季初表彰台/インディカー第8戦デトロイト決勝 フォーミュラEモスクワ決勝/ピケJr.完勝 F1カナダGP決勝/ハミルトン逆襲のポール・トゥ・ウィン WTCCロシア、ホンダのモンテイロが2年振りの勝利 ル・マン24時間レース/ポルシェ勢圧勝1・2フィニッシュ インディ第10戦トロント決勝/ニューガーデン今季2勝目 スーパーGTタイ決勝/GT500クラスS Road MOLA GT-Rが昨年の雪辱V F1 オーストリアGP 決勝/またもやメルセデス1・2フィニッシュ フォーミュラE第10戦決勝/ブエミがポール・トゥ・ウイン インディ第11戦フォンタナ決勝/グラハム・レイホール優勝 フォーミュラEロンドン決勝/サム・バード優勝ピケJr.初代王者 F1イギリスGP 決勝/ハミルトン逆転母国V インディカー第12戦決勝レース/セバスチャン・ブルデー優勝 スーパーフォーミュラ富士 決勝レース/オリベイラ優勝 一貴2位 インディカー第13戦 アイオワ決勝/ハンター-レイが今季初優勝 F1ハンガリーGP決勝/ベッテルが今季2勝目ビアンキに捧ぐ インディカー第14戦オハイオ 決勝/レイホール地元で今季2勝目 スーパーGT富士決勝/D'station ADVAN GT-R大逆転 F1ベルギーGP決勝/メルセデス1-2フィニッシュ インディ ポコノ戦決勝/ハンター-レイ勝利 スーパーフォーミュラもてぎ決勝/石浦ポール・トゥ・ウイン スーパーGT鈴鹿1000km決勝/PETRONASが今季初V WECニュル/ポルシェ圧勝ウェーバー初優勝 インディ最終戦決勝/ディクソンが逆転で王者獲得 F1イタリアGPの決勝/ルイス独走V、ベッテル2位、ロズベルク出火 スーパーフォーミュラ オートポリス/中嶋一貴初勝利 WEC第5戦オースティン決勝/ポルシェ919が2連勝 スーパーGT SUGO/GT500 大波乱でRAYBRIG NSXが今季初勝利 F1 シンガポールGP決勝/跳ね馬ベッテルがポール・トゥ・ウイン F1日本GP決勝/メルセデス1・2フィニッシュ WEC第6戦富士決勝/ポルシェの逆転で1-2獲得 F1ロシアGP決勝/ルイス・ハミルトン圧勝 スーパーフォーミュラ第6戦SUGO/ロッテラーがポール・トゥ・ウイン F1アメリカGP 決勝/ルイス・ハミルトン今季10勝目 スーパーGTオートポリス決勝/GT500クラスはMOTUL AUTECH GT-Rの勝利 スーパーGTオートポリス決勝/GT300クラスはB-MAX NDDP GT-Rの勝利 F1第メキシコGP決勝/ロズベルグポール・トゥ・ウインで完勝 WEC上海決勝/ポルシェ4連勝 フォーミュラEプトラジャヤePrix決勝/ディ・グラッシ優勝 スーパーGT もてぎ決勝/GT500はKeePer TOM'S RC Fがポール・トゥ・ウイン スーパーGT もてぎ決勝/GT300はTOYOTA PRIUS apr GTがポール・トゥ・ウイン F1第ブラジルGP決勝/ロズベルグ ポール・トゥ・ウイン WEC最終戦バーレーン決勝/18号車ポルシェ優勝 F1最終戦アブダビGP決勝/ロズベルグがポール・トゥ・ウイン

カテゴリー

アーカイブ