にじさんじ所属のVtuber・周央サンゴが「志摩スペイン村」とコラボし、爆発的な来場者数を叩き出しました。
ニュースにも取り上げられ、Vtuberに興味のない人にも周央サンゴの名が知られましたが、コラボまでの経緯を知らない方は多いのではないでしょうか。
そこで、周央サンゴの「志摩スペイン村」コラボまでの経緯と効果を記事にまとめてみました。
当時のファン、他のにじさんじライバーの反応もまとめているので、気になる方はぜひ！
周央サンゴの「志摩スペイン村」コラボまでの経緯
では1つずつ見ていきましょう。
※サイト軽量化のために挿入画像を動画リンクにしていることがあります。
ゆるゆる定期雑談で「志摩スペイン村」を熱弁
2021年12月11日、自身の雑談配信で初めて「志摩スペイン村」について触れました。
スペイン村の魅力は“人がいないところ”と忖度のない感想を発し、アトラクションやキャラクターの魅力について熱弁しています。
以下は実際の発言です（長いものは要約しています）
「本当に人がいない。でもね、だからこそすっごい景色が綺麗に見えるの！」
「楽しいアトラクションがすごくいっぱいあるの。ピレネーっていうのが一番目玉のアトラクションだと思うんだけど、本当に迫力があってめっちゃ面白い。でも10分しか並んでないんだよね」
「キャラクターがみんな割とオジサンっていうところが良い」
「人がいないにも関わらずとか言ったら失礼なんだけど、毎日凝ったパレードをやってくれている。しかもスッゲー豪華な山車が何台も出る！」
などなど、これでも一部抜粋しただけなのですが、とにかく早口で語っています。
この雑談を見たリスナーの反応
「スペイン村とかいろいろ知らなかったけど、ンゴが楽しそうに話しててなんか楽しい」
「ンゴちゃんが楽しそうで幸せな気持ちになりました」
「地元の話を長くしゃべってくれてありがとう…ありがとう…」
「志摩スペイン村」公式アカウントが反応
周央サンゴの雑談放送後、なんと「志摩スペイン村」の公式ツイッターアカウントが反応。
「周央サンゴさん、ご紹介いただきありがとうございました！ 興奮が伝わってきて（特にバスのところが好きです）とても楽しく聴かせていただきました」
と志摩スペイン村を話題に出したことについて、周央サンゴに感謝をつづっています。
このツイートには周央サンゴも反応しており、
「わざわざお聞きいただくだけでなく、Twitterでも取り上げていただきありがとうございました…！志摩スペイン村、テーマを大切にした本当に本当に素敵なテーマパークだと思いました。とても感動しました」
とリプライを送っていました。
ちなみに、どうやってスペイン村の公式ツイッターが周央サンゴの配信にたどり着いたかですが、ぴぴ氏がYouTubeに雑談配信の切り抜きを投稿したことがきっかけ…と言われています。
真意は定かではないとはいえ、切り抜きはバズっていたので確率としては高そうです。
ゆるゆる定期雑談で「志摩スペイン村」を熱弁②
2022年5月7日、雑談配信で再び志摩スペイン村について熱弁。
「ごめんなさい、志摩スペイン村さま！舐めていました。周央サンゴが行ったら（ピレネー）10分も並びませんでした。1分も並びませんでした」と相変わらずの鋭い切り口で、志摩スペイン村の魅力を発信しました。
以下は実際の発言です（長いものは要約しています）
「レストランがめっちゃあるんですよ。ピザ屋、洋食屋、キャラクターフード、日本料理、BAR、カフェ、本格スペイン料理、ファミリー系の軽いスペイン料理。めっちゃ多いやん！なのに…どこにも人が入っていない」
「チュロスが世界一美味い！これ人がいないからできることの可能性あるんだけど。みんなが今までチュロスだと思ってたものはチュロスじゃない！」
「大体2万円くらいで死ぬほど豪華な夕食、死ぬほど豪華な朝ごはん、チケット2日分が付いてくる！人と交通の便だけがない最高のテーマパーク」
と、まさに案件のような熱量で魅力を語り尽くしており、配信終了後にツイッタートレンド入り。
ついでに志摩スペイン村の公式サイトもサーバーダウンしました。
志摩スペイン村のチュロスってどれくらい美味しいの？
ンゴちゃんが取り上げる前に食べたことあるけど、確かに美味しいよ！
プールとかで売っているチュロスとは格が違う…いやtasty…
この雑談を見たリスナーの反応
「ガチでンゴ話すのうますぎる。めっちゃ行きたくなった…親に相談してみようかな」
「ンゴさん…我らが三重県の僕が大好きな志摩スペイン村をあんな熱量で語ってくれる人がいるということが知れて嬉しいです」
「地元をこんなに熱烈に語ってくれるのはマジで嬉しいわ…」
やっぱり「志摩スペイン村」が反応
「ん？ んんんんん？ いつもより早く目が覚めたら、え？！ 志摩スペイン村、トレンド入り？！」
と「志摩スペイン村」のトレンド入りに驚愕の声を投稿。
この時期からスペイン村の公式アカウントのフォロワーが急激に増加し、ネットニュースに取り上げられました。
「にじさんじ」所属の人気Ｖチューバー・周央サンゴが、自身のＹｏｕＴｕｂeチャンネルで三重県志摩市の複合リゾート施設「志摩スペイン村」の魅力について語ったことが発端となり、１６日から１７日にかけて同施設名がトレンド入りし注目を集めた。影響力は大きく、ここ数日間で公式ツイッターのフォロワー数が約７０００人増加し１．５倍に。
また、フォロワー数35,353を突破したときは「サンゴサンゴさん」と語呂合わせで感謝をつづり、周央サンゴに「志摩スペイン村絵師によるイラスト」と「サンゴ専用年パス」をプレゼントしています。
案件で「志摩スペイン村」を満喫
2022年8月16日、ついに周央サンゴに志摩スペイン村の案件が到来。
スペイン村を貸し切り、アトラクションや料理を堪能する様子を動画で公開しています。
ンゴちゃんが雑談で説明していた料理が実際にドンと出てくるので、まじで美味しそうに写っていたね…。
志摩スペイン村のバーチャルアンバサダーに就任
2022年12月27日、周央サンゴが志摩スペイン村のバーチャルアンバサダーに就任。
それと同時に、2023年2月11日から志摩スペインとのコラボも決定しました。
限定コラボフードやグッズ、コラボ専用のプリントシール機などが実施され、志摩スペイン村に設置される等身大パネルを含めたすべてが書き下ろしイラストという気合いの入りようです。
これには周央サンゴも「どういうこと？」と困惑の声を配信で残しています。
社運でもかけているのか…というくらい気合いが入っています！
この時点でファンからの反響は凄まじく、周央サンゴが絶賛したチュロスの売り上げは昨年の6.5倍にまで跳ね上がりました。
また、株式会社志摩スペイン村取締役社長の影山氏は、バーチャルユーチューバーについて一切知らなかったらしく、コラボを決定するまえにゼロから周央サンゴについて調べてくれたらしいです。
周央サンゴ×志摩スペイン村コラボの効果
今のところ、周央サンゴ効果で達成した偉業は3つです。
初日の来場者数が7,000人を突破
コラボは志摩スペイン村の春の祭典「スプリングフィエスタ」に合わせて実施されましたが、初日の来場者数が7,000人を突破しました。
通常の初日は3,000人程度だったようなので、2倍も跳ね上がっていることになりますね。
限定グッズの売れ行きも好調らしく、品薄状態が続いているようです。
チュロスの売り上げが25倍
周央サンゴが「世界一美味い」と称したチュロスは、1日1,000個も売り上げているようで、通常の25倍に相当します。
また、期間限定でいちご味のチュロスも販売されているため、こちらも売り上げに貢献しているようです。
ちなみに、コラボが実現して以降はチュロスの引き換えに1時間がかかるようになったそう。
働きすぎでラテマシーンが故障
コラボメニュー「サンゴちゃんラテ」を作っていたラテマシーンが、コラボ開始から9日後に故障。
現在は運用再開しているものの、一時販売中止になりました。
サンゴちゃんラテの売れ行きも凄そうなので、人間で例えるなら過労死でしょうか…。
周央サンゴのコラボが成功した理由は…
周央サンゴのコラボが成功した理由は、大まかに分けて3つあると思っています。
周防サンゴのトーク力
まず、このコラボは周防サンゴがスペイン村の魅力を熱弁したことが始まりです。
自身の雑談配信でスペイン村にはどんな施設があって、どんなところが魅力的なのかを実体験をもとに面白おかしくリスナーに伝えたのが大きいでしょう。
実際、僕もこの雑談配信を視聴していましたが、スペイン村に行ったことがある僕ですら「もう一度行きたいな」と思ってしまう配信でした。
とにかく周防サンゴの「魅力を伝える力」が凄まじかったですね。
雑談配信によって「志摩スペイン」というテーマパークの知名度がより上がったのは、成功要因の1つであったはずです。
周防サンゴへのリスペクト
周防サンゴと志摩スペイン村のコラボが成功した最大の理由は、周防サンゴへのリスペクトにあると思います。
コラボ以前から公式スペイン村が反応し、コラボ内容も非常に手の込んだものに仕上がっていました。
テーマパーク内には、このコラボのためだけに用意されたプリントシール機や等身大パネル、スタンプラリーなどを実施。
さらには、クオリティの高いコラボグッズやコラボメニューも展開しています。
「人気Vとコラボすれば売れるっしょw」と浅はかな考えを感じさせない、リスペクトのあるコラボはファンに魅力的に映ったはずです。
大量の来場客に対応できる接客力
志摩スペイン村はお世辞にも、来場客の多いテーマパークではありませんでした。
しかし、コラボで来場客数が爆発しても目立ったトラブルがなく、来場客が満足できるクオリティを維持できたのは、紛れもなく志摩スペイン村の接客力にあるはずです。
それこそ、コラボ後にあったトラブルは「ラテマシーンの故障」くらいなので、以前から素晴らしい接客を行っていたことが伺えます。
